東京・港区「企画展『対峙する眼』を9月30日より開催」

岡本太郎記念館(所在地:東京都港区南青山6-1-19、館長:平野暁臣)は、企画展「対峙する眼」を2020年9月30日から2021年1月31日まで開催いたします。

岡本太郎は“洋画家”としてキャリアをスタートさせたけれど、絵の内容は普通の洋画家とは大きく異なるものでした。風景画、人物画、静物画、裸婦画……など、一般的な西洋画題をまったく描いていないからです。

ではいったい太郎はなにを描いていたのか?残念ながら、それがなにを表しているのかは、絵を見ただけではわかりません。ただ、ひとつだけはっきりしていることがあります。「眼」です。太郎の絵にはかならず眼が描かれている。しかも多くは複数の眼です。

具体的なことはわからないけれど、少なくとも太郎が描いていたのは“生きもの”であり、“いのち”だった、ということだけは疑いありません。岡本太郎はいのちを描いた作家だった、ということです。

とりわけモチーフとして頻出するのが「対峙する眼」です。ふたつの“いのち”が語りあい、睨みあい、笑いあう。そしていつのまにか、複数の眼が生命力をたぎらせ、群れをなして鑑賞者を睨みつけてくる。

本展では、対峙するいきものが描かれた作品を集め、一望します。いのちを宿した「岡本太郎の眼」と対峙してみませんか?

岡本太郎記念館館長 平野暁臣
(協力:栗崎洋)

■開催概要
日時   : 2020年9月30日(水)~2021年1月31日(日) 10時~18時
会場   : 岡本太郎記念館(東京都港区南青山6-1-19)
アクセス : 銀座線・千代田線・半蔵門線 『表参道』駅より徒歩8分
入場料  : 一般 ¥650(¥550)/小学生 ¥300(¥200)
公式サイト: http://www.taro-okamoto.or.jp/

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